ジョージ・クルーニー、国連へスーダン紛争への行動を訴える
ジョージ・クルーニーが国連安全保障理事会へ出席し、スーダンのダルフール地方で住民が殺されている事実について「21世紀で最初の虐殺」とコメント、国連に対して月末までに行動を起こすよう進言した。ダルフール地方では、政府軍と反政府軍の激しい紛争が続いており、大量の難民と25万人に及ぶ死者が出ていると報告されている。この地方の停戦監視を続けてきたアフリカ連合部隊が9月末で撤退することをうけ、国連は平和維持部隊を引継ぎとして送る提案をしたが、スーダン政府はこれを拒否している。クルーニーは「9月30日以降は、国連ではなく、大量のシャベルと白い布、墓石が必要になるだけ」とコメント。「アメリカではこれを虐殺と呼ぶ。これは21世紀最初の虐殺だ。もしもこの状態が野放しにされるのなら、これからも虐殺は起こる」と、強く訴えた。