キルスティン・ダンストのアントワネットに歴史学者もブーイング
カンヌ映画祭でブーイングを受けたキルスティン・ダンスト主演の『マリー・アントワネット』が、今度は歴史学者からもブーイングを受けている。フランスのマリー・アントワネット協会の会長は「インターネットで映画の予告を見たが、ぞっとした。アントワネットは“パンがなければケーキを食べればいいじゃないの”と言っただけの女性ではなかった。この映画のせいで、アントワネットのイメージを改善しようとしてきた我々の努力が水の泡だ」とコメント。当のダンストは、「歴史的事実というよりも歴史的な感覚の映画。マリー・アントワネットの教育用伝記映画を期待しないでほしい」と言っている。