ブッシュ大統領の暗殺を描いたイギリス映画、アメリカの映画館から上映拒否を受ける
アメリカのジョージ・ブッシュ大統領が暗殺されるというショッキングなフィクション映画『デス・オブ・ア・プレジデント』(原題)について、アメリカの2つの劇場グループが上映をしない方針を示した。本作は、2007年の未来を舞台に、シカゴでブッシュ大統領が暗殺される事件を描いており、10月27日に公開予定だが、アメリカ国内では抗議の声もあがっている。アメリカ国内の40州で6300館以上の劇場を経営しているリーガル・エンターテイメントは、「大統領の暗殺を未来の事件として描くことは、適切ではないと判断し、我々の劇場では上映しない決定をした」とコメント。他の劇場でヒットしても、この決断は変えないという姿勢を示した。さらに、34州で2500館を運営するシネマークUSAも上映しない方針を出した。さらに、5600館を運営する大手のAMCエンターテイメントも上映について検討中とのこと。