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リアルすぎる内容!受刑者も涙…刑務所で『手紙』上映

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『手紙』劇中シーンより。玉山鉄二。
『手紙』劇中シーンより。玉山鉄二。 - (C) 2006『手紙』製作委員会

 11月3日より公開される『手紙』の慰問試写会が、千葉刑務所にて行われた。千葉刑務所は殺人・傷害致死、強盗、殺人で収監された受刑者が全体の67.6%という長期受刑者を収容している。

 本作は、東野圭吾のロングセラー小説を映画化した社会派人間ドラマ。殺人を犯した兄(玉山鉄二)のせいで、人生を狂わされる弟(山田孝之)の日常を描いた作品。

 この『手紙』の上映は、受刑者に対し、この作品を通して自分自身を見つめ直し改めて被害者について考えて欲しいと千葉刑務所が「特別改善指導」の一環として行ったものだ。744名もの受刑者がこの上映会に参加した。

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 上映が始まると、犯罪者の家族として、世間から拒まれ、自らも殻に閉じこもる加害者の弟の姿にくぎ付けになる受刑者たち。

 本編のラスト、切っても切れない兄弟のきずなを象徴する場面では、静かに涙をぬぐう受刑者の姿が見られた。

 受刑者それぞれの事情は異なっても、本作で描かれる“加害者の家族”という共通した背景。1人1人が社会復帰するその日まで、121分の間で感じたことを真摯(しんし)に受け止めていって欲しい。

『手紙』11月3日よりサロンパス ルーブル丸の内ほかで公開。
『手紙』オフィシャルサイトtegami-movie.jp

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