『スパイダーマン3』米本国に反逆? 日本でのイメージカラーはなんと黒!
アメリカン・コミックヒーローの映画は日本ではヒットしないという常識を打ち破り、公開されたシリーズはすべてヒットしている『スパイダーマン』シリーズ。とうぜんのことながら、2007年5月5日に公開される『スパイダーマン3』にも期待が寄せられている。
そんな中、『スパイダーマン3』の新たなポスタービジュアルが公開され、話題を呼んでいる。話題の元は日本で公開されたポスターとアメリカで公開されたポスターが、絵柄や構図が同じなのにコンセプトが真逆だということだ。
『スパイダーマン3』では、スパイダーマンが心を闇に落としていく象徴として、シリーズを通して通常は赤と青がトレードマークのスーツが、全身真っ黒になって登場する。
アメリカ版のポスターでは赤と青のスーツのスパイダーマンが中心で、鏡に写り込んだスパイダーマンが真っ黒のスパイダーマンで表現されているが、日本版ではそれが逆。実像がブラックスパイダーマンになっている。(写真)つまり、ダークサイドに落ちてしまったスパイダーマンが日本では実像、アメリカでは虚像として描かれているわけだ。
何ごとも分かりやすいことが好きなアメリカ人ではあるが、今回のポスターデザインについては日本のほうがより「ブラック・スパイダーマン」を前面に押し出していて分かりやすい。
しかし『スパイダーマン3』への盛り上がりはやはり本国のほうが先を行っている。2007年の1月には、全米FXチャンネルで『スパイダーマン2』が劇場未公開カットやシーンを含む特別版で放映される予定で、その際に『スパイダーマン3』の特別映像が流れたりと公開を半年先にひかえ、早くもスパイダーマン・フィーバーが始まっている。
『スパイダーマン3』は2007年5月5日、全世界同時公開。
オフィシャルサイト
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