ボラト、流ちょうなヘブライ語のおかげでイスラエルでも大ヒット
アメリカ、イギリスで人気を呼んでいる映画『ボラト』(原題)が、イスラエルでも思わぬヒットを呼んでいる。それは、カザフスタン出身の主人公ボラトが、カザフ語を話している設定のシーンで、実はイスラエルの公用言語であるヘブライ語を話しているため。ボラトのキャラクターは極度のユダヤ人嫌いに設定されているが、ヘブライ語を話す反ユダヤ主義という皮肉がイスラエルで受けているよう。主演のイギリス人俳優、サシャ・バロン・コーエンは実際にユダヤ人で、母親がイスラエル生まれ、祖母は今もイスラエルで暮らしているそう。テルアビブでこの映画を見たイスラエル人は、「話し方もイスラエル人そのもの」と語っている。