菊地凛子受賞ならず! 笑顔でライバルに拍手
第79回アカデミー賞
ロサンゼルス25日(日本時間26日)、日本の菊地凛子のノミネートで注目されていた第79回アカデミー賞の最優秀助演女優賞は、『ドリーム・ガールズ』のジェニファー・ハドソンが受賞した。
ハドソンは、名前を呼ばれた瞬間、信じられないという表情を浮かべ、まわりと抱きあいながら壇上に上がり、「ああ、どうしよう……、神様」と一言。
そして、「神の力ってなんて偉大なんでしょう。亡くなった祖母がここにいたらいいのに、と心から思います。祖母は私にインスピレーションを与えてくれた、素晴らしい歌手でした。彼女も、情熱を持った歌手でしたが、こんな大きなチャンスがきたことはなかった。祖母と、母、ボーイフレンド、みんなに感謝します。そして、ビル・コンドン監督は天才的な監督です。信じられない、最高の瞬間をありがとう」と涙で声を詰まらせながら、喜びを語った。
会場には、主演のビヨンセ・ノウルズの姿もあり、真のドリームガールとなったジェニファーのスピーチに、自らも大粒の涙を流しながら、彼女の受賞を祝った。
日本人女優として、注目されていた菊地凛子は、受賞を逃す結果となったものの、さわやかな笑顔でライバルの受賞に拍手を送っていた。
『ドリームガールズ』は、トニー賞で6部門を受賞した伝説のブロードウェイミュージカルを映画化した極上のエンターテインメント作。コーラスガールの女性3人組が歩んだ成功と挫折の物語を、数々の名曲に載せて描き出す。『シカゴ』で脚本を担当したビル・コンドンが監督と脚本を担当し、コーラスガール役にはグラミー賞受賞者のビヨンセ・ノウルズがふんし、ジェニファーとともに素晴らしいパフォーマンスを見せている。
『ドリームガールズ』は日劇3ほかにて絶賛公開中。
『ドリームガールズ』オフィシャルサイトdreamgirls-movie.jp
(協力:WOWOW)