大女優カトリーヌ・ドヌーヴが渡辺謙とは「一夜だけ」
14日、東京で開かれるフランス映画祭公式記者会見が、都内のフランス大使館公邸で行なわれた。会見には駐日フランス大使、ユニフランス会長、そして今回の映画祭代表団の団長を務めるフランスの大女優、カトリーヌ・ドヌーヴが登場した。
ドヌーヴは往年の大女優で、まさに“生きる伝説”として映画界に君臨する女王と呼ぶにふさわしい女優。最近では、第79回アカデミー賞授賞式で、渡辺謙にエスコートされてプレゼンターを務めたことでも話題となった。そのときの渡辺の印象を記者から質問されると「彼とはあの晩会っただけだからよく知らないのよ。でも彼の作品は素晴らしいわ。才能があってすてきな男性ね」と“一夜限り”の関係だったことを、妙に色っぽく告白した。
今年64歳になるドヌーヴだが、いつまでも女の色気がムンムンで魅力的な女性だ。この日の衣装は黒のトップスに、花の刺しゅうが付いた真っ赤なスカート、靴は黒のブーツを合わせた若々しいスタイル。会見中には突然自分のハンドバックをテーブルに置き、中身を出し始めたかと思うと、おもむろに取り出した食べ物か何かを口に含み始めた。さらに記者からの質問に答えている最中に、突如タバコを吸い出すなど、マイペースな大女優ぶりを見せつけた。
隣に座っていた駐日フランス大使のジルダ・ル・リディックは、そんなドヌーヴの様子をきょとんとした表情で見つめていたが、ドヌーヴのコップに水を注いだり、タバコに火を付けたりと、かいがいしく世話をしていた姿が印象的だった。
フランス映画祭は、15日から20日まで、東京と大阪で開催される。モニカ・ベルッチ、ロマン・デュリスなど、来日をキャンセルしたスターもいるが、ドヌーヴを筆頭に、ブノワ・マジメル、リュディヴィーヌ・サニエなど、フランスを代表する豪華メンバーが多数来日する。今年の映画祭は例年に比べ、より豪華に盛り上がることが期待されている。
フランス映画際オフィシャルサイトunifrance.jp