そんなのあり? 蒼井優じゃなくて一般人が選ばれた!
27日、今年で16回目を迎えた日本映画批評家大賞の授賞式が、秋葉原UDXで開催された。同賞は、映画評論家の水野晴郎が発案した、日本で最初の映画批評家だけが選考する映画賞。雑誌やスポーツ紙が主催する既存の映画賞とは違った、ユニークな選考基準で、毎回話題を集めている。
今回、この映画賞の特色がもっとも表れたのが、助演女優賞。なんと、『フラガール』で見事なダンスを披露した“フラガールズ”15人全員が賞を受賞したのだ。とかく、主演の蒼井優や山崎静代(南海キャンディーズのしずちゃん)ばかりが注目された同作だが、フラダンスに情熱を燃やす彼女たち15人の姿が、作品を感動的に盛り上げていたのも事実。とはいえ、助演女優賞の受賞者に女優ではなく、普通の一般人を選ぶあたりは、「日本映画批評家大賞」ならではの視点といえるかもしれない。
そんな彼女たちの晴れ姿を、授賞式後のフォトセッションで激写したのが、あの林家ペー。今回、「授賞式のオフィシャルカメラマン」として現れた林家ペーは、本格的な報道カメラを抱えたマスコミ陣に交じり、小型のデジカメでパシャパシャと受賞者たちを撮影していた。もちろん、衣装は全身ピンク。時折、本業のカメラマンたちにじゃま者扱いされていたが、有名人の写真コレクションが増えたことに、満足げな表情を見せていた。
なお、作品賞を受賞したのは『博士の愛した数式』(小泉堯史監督)。主演男優賞に沢田研二(『幸福のスイッチ』)、主演女優賞に深津絵里(『博士の愛した数式』)がそれぞれ選ばれた。
日本映画批評家大賞オフィシャルサイトtokios-e.com