300人のマッチョ男が裸にパンツ1枚、赤マント!なぜ、かっこいい?
アメリカでボックスオフィスのナンバーワンになり、数々の記録を更新しているすごい映画、それが『300 スリーハンドレット』。紀元前480年、ペルシア帝国から攻め入ってくる兵100万人に、わずか300人で立ち向かった戦闘のプロフェッショナル、スパルタ人の壮絶な戦いを描く。
まず、スパルタ人の定義がすごい。スパルタ人は生まれながらに戦士であり、戦士になれないと判断された弱い子どもは、谷底に投げ捨てられる……など、国民はみな戦闘のプロフェッショナルに育てあげられる。何より驚くのはその映像表現。特にキャラクターのビジュアルは突出している。重たい盾と、頭を覆うよろいは重装備なのだが、体は裸にパンツ一丁、それに赤いマントという軽装備。
これだけ聞くと変体チックなビジュアルだが、このスタイルがなぜだか、とてもカッコイイ。スパルタ兵の役者が、全員ハンサムだというのも要因だが、その戦闘のスタイルが美しく、象徴的に映像表現されている。このパンツ一丁の男たちがスクラムを組む姿は壮観だ。
映画のもととなるのは、『シン・シティ』のクリエイター、フランク・ミラーがこの伝説をグラフィックノベル化したもの。それだけにその斬新な映像は、独特な世界観を持って圧倒してくる。アドレナリン全開になること間違いなしの、この全米ナンバーワン映画の日本での公開は6月9日。
『300 スリーハンドレット』
オフィシャルサイト300-film.net