ハセキョー美脚仁王立ちでご立腹!監督は「だって美人だから…」と平謝り!
7日、銀座・丸の内TOEIで夢枕漠原作のSF時代劇『大帝の剣』の初日舞台あいさつが行われ、阿部寛、長谷川京子、黒木メイサ、竹内力、堤幸彦監督、原作者の夢枕獏が登壇した。江戸時代を舞台に、謎の地球外金属オリハルコンを求めて地球にやってきた宇宙人ランと、ランを追って宇宙からやってきた宿敵ダクシャが、人間に寄生し死闘を繰り広げるという奇想天外な夢枕ワールドを、堤幸彦監督が映像化した大冒険活劇だ。
舞台あいさつの前座をつとめたのが、妖怪忍者集団の破顔坊(はがんぼう)と、熊の手をもつ熊男の権三。妖怪たちは観客に向かって「いいか、今日からお前らは全員俺の手下、土蜘蛛衆だ!」とノリノリで雄叫びをあげたが、客席は水を打ったように静まり返った。気を取り直して「おれたちと一緒に戦おうぜ!」と再度すごんでみるも観客はまた無反応。さすがの破顔坊も「リアクションが弱いなあ」とがっくり肩を落としていた。しかし、このすべりまくって困っている妖怪たちに、だんだんと失笑まじりの笑いがおこり、最後は観客も拍手で応えていた。
怪物による前座で盛り上がった後の舞台あいさつでは、宇宙人ランが乗り移るお姫さまの舞を演じた長谷川京子が、キラキラ輝く金と銀の亀甲模様をあしらったミニのワンピースで登場して、見ごとな脚線美を披露した。
撮影の苦労を聞かれ、「監督から宇宙人になったときは声を低くしてと言われ、腹筋に力を入れて頑張って低い声を出したのに、完成版を観たら声が加工されていた。苦労したのに意味ないじゃんと思いました」と自慢の美脚で仁王立ちのポーズをとりながら、おちゃめに不満を吐露。それを聞いた堤監督は「美人を見るといろんなことをやってほしくなって。『華麗なる一族』なのに、本当にすみません」と頭を下げた。観客の前での“公開謝罪”に、ハセキョーも「ま、結果オーライですよね」と余裕の笑みで応えていた。
舞台あいさつ終了後は、破顔坊と権三が映画館の外に出て、映画を楽しんでくれたファンをお見送り。ピースサインでポーズをとったり、ファンと気軽に写真撮影に応じたりして映画の初日を盛り上げていた。
『大帝の剣』は絶賛公開中。
『大帝の剣』オフィシャルサイトtaitei.jp