警察庁が『ダイ・ハード4.0』でサイバー犯罪撲滅目指す?
6月30日に公開が決定した『ダイハード4.0』。『ダイ・ハード』では高層ビル、『ダイ・ハード2』は空港、『ダイ・ハード3』はニューヨークと、一般市民に身近な題材で描かれてきたシリーズの、4作目は、時代を反映して、サイバー・テロ。
テクノロジー技術を悪用するテロ組織に、パソコンのキーボードを人さし指1本で入力しそうなほど、アナログ的なマクレーンが体当たりで立ち向かう。
その正義感たっぷりのマクレーンに目をつけたのが警察庁。「サイバー犯罪対策」ポスターで『ダイハード4.0』を採用することになった。2007年5月11日より全国の警察署、交番、IT/ネット関連企業や、公共機関などに貼ってあるので注目だ。
『ダイハード』は、シリーズを重ねるごとに日本でヒットし、『ダイ・ハード3』は全世界興収のうちの約4割が日本での興収となった。その認知度を利用することにより、「サイバー犯罪が、より身近なものであることが、一般に深く浸透することで、警察庁の啓発活動の一助になると確信している」と配給元の20世紀フォックスはコメントしている。
サイバー・テロというと頭脳戦? との勘違いがあるかもしれないが、『ダイハード4.0』に限ってそんなことはない。カーチェイスも銃撃戦も前作をはるかにしのぐ迫力だ。特にロサンゼル空港とダウンタウンを結ぶハイウェイを12時間に渡って封鎖し撮影を敢行したシーンは、シリーズ最高のアクションシーンに仕上がっている。
『ダイ・ハード4.0』は、6月30日(土)より日劇プレックスほかで全国公開。
オフィシャルサイトdiehard4.jp