ちょっと、浮いてる? 窪塚洋介が通した“オレ流”
12日、第二次世界大戦下を生きた、若き特攻隊員の生き様を描いた『俺は、君のためにこそ死ににいく』の初日舞台あいさつが行われた。新城卓監督、岸恵子のほか、徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆、前川康之ら特攻隊員役を演じたイケメン俳優たちが勢ぞろいした。
晴れの初日ということで、舞台上に登壇したゲストたちは、スーツやジャケットなどを着用し、ビシッときめていた。そんな中、窪塚だけが帽子をかぶり、レインボーカラーのシャツにジーパン姿というラフな姿で登場した。あくまで“オレ流”ファッションを貫いた窪塚。ラフな格好だったからといって、作品を軽んじているわけではなく、これが窪塚のスタイルのようだ。
窪塚の本作にかける思いは並々ならぬものがあり、本人いわく「自分の作品で泣いたのは初めて」というほど。舞台上のあいさつでも「撮影が終ってからは、馬車馬のように宣伝活動をしました。今日、ついに僕らの手を離れ、観客のみなさんに観てもらえることになりうれしいです!」とほかの特攻隊員の誰よりも長くスピーチし、この作品に全身全霊をかけた姿勢が垣間見られた。翌日も、京都や大阪での舞台あいさつに登場し、一人でも多くの人に作品を見てもらいたいとアピールした。
本作は脚本と製作総指揮を務めた石原慎太郎が、“特攻の母”として知られた鳥濱トメさんから聞いた実話を基にした感動作。国のため、家族のため、そして愛する人のために、若い命を散らした特攻隊員たちの真実のドラマが描かれている。
『俺は、君のためにこそ死ににいく』は絶賛公開中。
『俺は、君のためにこそ死ににいく』オフィシャルサイト chiran1945.jp