『スター・ウォーズ』30周年記念の祭典がロスで開催
映画『スター・ウォーズ』と言えば、映画史上のみならずアメリカ・ポップカルチャーを語る上で必要不可欠な社会現象としてしばしば話題にのぼる。同映画も今年で生誕30年。それを祝して、「スター・ウォーズ30周年記念祭」と銘打たれた4日間の大イベントがロスアンジェルス・コンベンション・センターで行われた。
会場近辺は圧巻のスター・ウォーズ一色。手始めは、通りに点在する郵便ポスト。今回のイベントと、郵政省の『スター・ウォーズ30周年記念』切手発売とのタイアップで、道の角にあるすべての郵便ポストがR2D2型になっている。
その横を老若男女のストームトルーパーやダースベイダー、そしてジェダイ騎士の格好をしたパパと、レイア姫の格好をしたママが、ヨーダの着ぐるみを着た小さい息子の手を引いて会場に向かう。さすが、スターウォーズ発祥の地である!
会場の内に入ると、2度ビックリ。まるでスター・ウォーズの世界にワープしたかのよう。大小のダースベーダーが行きかう中、各会場の入り口には、係員ならぬストームトルーパー達が護衛に立っている。(ちなみに彼らは世界中に支部がある、「501師団」というストームトルーパーのコスチューム大好き人間達が集まったグループから来ている人たちで、この記念祭のためにボランティアで、一日中コスチュームを着けて勤務している)
『スターウォーズ』の出演者や製作陣の講演会、美術の展示会が行われている館とメイン会場は、廊下を隔てて分かれている。メイン会場にはすごい数のスターウォーズ・グッズ店が軒を並べ、出演者達のサイン会が入れ替わり立ち代り一日中行われている。
大賑わいだったのは、メインの入り口にしつらえられたスター・ウォーズの人気悪役、ジャバ・ザ・ハットのレプリカ。とにかくデカイ! ほぼ原寸大。写真を撮る人たちが引きもきらず。そして何故かその中には時の人、『パイレーツ・オブ・カレビアン』のジャック・スパロー船長の影もあった。
『スター・ウォーズ30周年記念祭』は、スターウォーズ・ファンだけでなく、子どもから大人までエンジョイできる、楽しいイベントだったと言える。