「マトリックス」の天才兄弟が放つ新作は日本のアニメ!世界22か国マスコミが集結!
『マトリックス』シリーズを世界的大ヒットに導いた、アンディ・ウォシャウスキー 、ラリー・ウォシャウスキーのウォシャウスキー兄弟が放つ新作は、日本のアニメーション「マッハGOGOGO」を映画化した『スピード・レーサー』だ。
本作の製作発表記者会見がドイツのベルリンで開かれ、世界22か国からマスコミが集まった。「LOST」のマシュー・フォックスやスーザン・サランドン、クリスティーナ・リッチ、韓国の人気歌手ピ(Rain)、日本の真田広之も出演者として登壇した。ウォシャウスキー兄弟は、現在製作まっただ中のため欠席した。
ウォシャウスキー兄弟に代わって、製作進行についての質問に答えるのは『マトリックス』シリーズで兄弟とタッグを組んだ、プロデューサーのジョエル・シルヴァー。『マトリックス』シリーズの次に、なぜこの日本のアニメを映画化したのかの質問に「ウォシャウスキー兄弟は、昔からこの作品の大ファン。彼らが一番最初に観た日本のアニメがこの作品だったらしい。彼らは11年前から、この映画を作ることの構想を練っていた」と明かした。
現在、兄弟は念願の作品を映像化できることに大喜びで製作に取り組み、時折「マッハGOGOGO」のテーマソングを口ずさみながら、寝食も忘れるくらい熱中して取り組んでいるらしい。
本作はカー・レース映画だが、そのコースはジェットコースターのレールのように立体的。そして、出演者はいるが、そのアクションのほとんどがCGで表現されるらしい。『マトリックス』で、あみだされた人物の360度を囲んだカメラで映し出されたアクションは当時、映像革命と言われ一世を風靡した。今回はどんな映像革命が待っているかも見どころのひとつだ。
また、日本人として本作に参加する真田広之は、“ムシャ”というエリートサラリーマンの役。「自分も幼いころに観ていた日本のアニメが、ハリウッドで映画化されこうやって自分が参加できるのは、とても光栄なこと」と英語でスピーチし、国際スターとしての存在感をアピールした。
『スピード・レーサー』の撮影はこの後もベルリンで行われ、公開は2008年になる。