松本人志監督、北野監督については「もう、えーやん!」とうんざり?
2日、『大日本人』が公開となり、都内の劇場、東劇に松本人志監督が登壇した。普段の漫才やバラエティ番組で見せる松本人志とはまた違う、監督・松本人志の姿で舞台あいさつを行った。
舞台あいさつには、UA、竹内力、板尾創路など豪華出演者陣の姿はなく、監督で主演の松本人志のみが登壇。木佐彩子アナウンサーがMCとなって華を添えたものの「監督となったいきさつ」を質問されると「それ聞かれるの104回目ですわ」と苦笑い。「カンヌからの逆輸入版みたいで気持ちが悪いですねぇ。日本人にはウケるはずです」と自信満々で、「皆さん、ちょっとカタいんと違いますか。構えずリラックスして鑑賞していただきたい」と客席にアピールした。フォトセッションも松本監督ただ一人で、舞台あいさつとしては少々地味な様子を見せたものの、会場からは黄色い声が飛び交っていた。
その後、150人もの報道陣から囲まれた松本は、北野監督について問われると「もう、えーやん!」とうんざりムード。「相方の浜田さんの感想は?」という質問には「最近顔も見てへんなあ。浜田は観ないんじゃないのかな」。「尼崎のおかんは映画を観たか」の問いには「あの人が観ても分かんないでしょう」と表情を和らげた後、「今の日本、そして自分もがんばれと常々思っていますよ」と政治家の演説にも匹敵するような勢いで力強くコメントを残して、その場を立ち去る松本だった。
前日の先行上映ですでに観たにもかかわらず、また初日の舞台あいさつの回にもやってきた20代後半の男性は映画観賞後、「1回目はストーリーを楽しんだ。2回目は細かい部分で、にやにやしたり、わははと笑ったり、身体の中に笑いがどすんと蓄積された感じですね」と話してくれた。
全国221スクリーンで公開しており、初日だけで興収1億円超え8万人を動員した。「興収15億超えは確実」と配給の松竹はニンマリだ。
『大日本人』は絶賛公開中。
『大日本人』オフィシャルサイト dainipponjin.com