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キーワードはボブ・ディラン…瑛太が謎だらけの主演映画を語る!

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まじめに話していたかと思うと、突然、爆弾発言をするなど、予測不可能な瑛太。
まじめに話していたかと思うと、突然、爆弾発言をするなど、予測不可能な瑛太。

 最近、映画ライターたちの間で「かなり面白い!」と大評判の映画がある。それは、中村義洋監督作品『アヒルと鴨のコインロッカー』。ミステリー作家、伊坂幸太郎の原作を映像化した本作は、原作者の伊坂すら「原作者という立場をまったく抜きにして、言いますが、こんなに良質の映画は、そうそう、ないと思います」と絶賛した良作だ。本作で、ミステリアスな主人公“河崎”を演じた瑛太に話を聞いた。

 「原作を読んだときは、正直、これ、どうやって映像化するんだろう……と思いました」と話した瑛太だが、本作では役者として多くの挑戦が課せられた。その挑戦の結果は、映画を観てもらえれば一目瞭然(いちもくりょうぜん)なのだが、その1つが“英語”。「外国人の方に英語のセリフを言ってもらって、それをiPodに入れてずっと聞いていました。とはいっても血を吐くほどは練習していないんです(笑)」 
 本人はそう話していたが、謎の留学生ドルジ役を演じた帰国子女の田村圭生に負けないくらい流暢(りゅうちょう)に話す英語からは、俳優・瑛太の“努力”が感じられた。

 謙虚で、口数も少ない瑛太だが、謎とトリックが多く隠された本作は「どこを語っていいものか……」と悩んでしまう姿が印象的だった。英語以上に大きな挑戦だったのは、“河崎”という難解なキャラクターの役作りそのものだったのではないだろうか。

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 「役作りは……、僕はある人をベースにして役を作っていきました。リサーチは結構しましたね。ベースとなっている人を大切にしながら、技術的にどうのこうのということよりも、気持ちとしてそのキャラクターの背景を忘れないように演じていました。それから、もう1人、役作りの上で参考にしなければならない役者さんがいたんですが、彼とはずっと仲も良くて、よくご飯も食べに行く仲なんです。実際に出演作品も観ていますし、癖も理解しているつもりなので、彼の要素を取り入れることには、最初から自信がありました。」
 
 なんともミステリアスな答えになってしまうのだが、作品が“謎”だらけなだけに、自然と答えも“謎”だらけになってしまう。瑛太が役作りをする上で参考にした“2人の男”とは誰なのか? 映画を観れば答えはきっと分かるはず。
 
 「面白い映画を友だちにすすめるときって、“マジで面白いよ!”って言いますよね。本当に面白かったときって、説明よりもこの言葉しか出てこない。だから“面白い!”の一言につきます」と瑛太も太鼓判を押した。

“キーワードはボブ・ディラン
 
 新鋭監督中村義洋のドキドキするような映像トリック、そして原作者伊坂幸太郎のセリフをそのまま使い、いたるところに張り巡らされた伏線。まさに、目で観て楽しめる“ミステリー小説”『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「だまされた!」と笑ってもらいたい。
 
 『アヒルと鴨のコインロッカー』は、恵比寿ガーデンシネマほかにて6月23日より公開。
 『アヒルと鴨のコインロッカー』オフィシャルサイト ahiru-kamo.jp
 瑛太オフィシャルサイトeita.jp

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