お金持ち女の悲劇! パリス・ヒルトンは現代のマリー・アントワネット?
“笑顔の出所”でまたまた世間を騒がせたパリス・ヒルトン。逮捕されたときにスケープゴートにされたとさけんでいたパリス。時間は大幅に戻って18世紀。やはり、スケープゴートにされて処刑にされた18世紀に生きたフランス王妃マリー・アントワネットとシンクロする部分が多い。その2人を比較してみた。そこにお金を持ちすぎた普通の女性の悲劇が見えてくる。
■バッド・ガールぶり
マリー・アントワネット
国民たちが必死に労働するのをよそ目に、ぜいだく三昧の日々を送っていたマリー。最終的には国の財政を破たんさせてしまったのですから、その罪はとっても大きいのです。その代償はマリーが“斬首刑”になることで払われますが、怒り狂った群集に深く頭を下げたというマリーは、ちゃんと反省ができるえらい女性だったようです。
パリス・ヒルトン
お酒を飲んでいるのに車を運転したことで免停になったにもかかわらず、免停中に車を運転したパリス。実刑判決を受けて、おとなしく刑務所に入ったまでは良かったものの、なんとたった3日で出所。刑務所の中でも「寒い、食事がまずい」とぶーたれまくったパリスちゃんに国民も大爆発! 23日間の刑務所ぐらしの代わりに、120坪のお家で自宅謹慎となったパリスは、真のBAD GIRLと言えるでしょう。その後、再び刑務所に逆戻り!
■お金持ち度
マリー・アントワネット
なんといっても王妃なので、金なんていらないはず。というよりも、マリーのお財布=国のお金=国民のお金。それは形あるものではありません。言えばなんでも出てくる最高にセレブな生活! 靴、ドレス、宝石や、お菓子、パーティー、お酒、ギャンブル……ぜいたくをしようと思えばいくらでもできるものなのね! と恐ろしくなるほどぜいたく三昧のお姫様です。
パリス・ヒルトン
世界的なホテル王ヒルトン一族の一員であるパリスですが、王族ではないのでお財布はもちろん持っています。アメリカで放映された番組「シンプルライフ」に出演した際に彼女が持っていたお財布からは、大量の現金のみならず、カードが盛りだくさん! ですが、ギャンブルにはまり過ぎて、親からカジノの出入り禁止を命じられたところをみると、物事には“限界”があるようですね。
■プライベート
マリー・アントワネット
ヴェルサイユ宮殿に半ば軟禁状態のマリーにプライバシーは、とことんありませんでした。マリーが独りぼっちになることは、ほとんどないくらい、洋服も召使に着せられ、食事も常に大勢の取り巻きと一緒。結婚初夜でさえ、ルイと一緒に過ごすベッドのまわりを、神父や国王、大勢の人が取り囲み、2人きりの時間を過ごすことすらできなかったのです!
パリス・ヒルトン
ハリウッドのセレブたちは、常にパパラッチたちに狙われています。どこにいってもフラッシュの嵐で、中には、うんざりした表情のセレブの姿も……。ですが、パリスは逆にそんなパパラッチたちにも、常に笑顔。注目されることにさほど、苦痛を感じていないようです。逆に元カレにセックスビデオを流出されたり、身内が最低なのは、かわいそうで同情の余地ありです!
■恋愛事情
マリー・アントワネット
誰と恋をする、しないなんて問題の前に、14歳で好きでもない男の子(ルイ16世)と突然結婚させられてしまったマリー。15歳の男子なんて、14歳女子にしてみればガキんちょ同然! いくつになってもお子ちゃまな旦那は放っておいて、マリーが虜(とりこ)になったのは、スウェーデン陸軍のフェルゼン伯爵。オトナな彼に出会って、“愛する”気持ちを初めて知るピュアなマリーなのでした。
パリス・ヒルトン
パリスと恋は常に一心同体。これまでに付き合ったボーイフレンドは、数知れず。ミュージシャン、友だちの元カレ、大富豪とさまざまな男子と浮き名を流してまいりました……。性に対しても恐ろしいほど奔放で、元カレとのセックスビデオ、レズビアンの女友だちとのキス写真が流出。デンジャラスな行為まで飛び出したパリスは、“愛”を完全に超越しております。
18世紀vs20世紀セレブ対決
cinematoday.jp
『マリー・アントワネット』DVDは7月19日発売
ma-movie.jp