スウェーデンの巨匠、イングマール・ベルイマン、死去
『処女の泉』『秋のソナタ』など、人間の本質をするどく切り取った作風で知られるスウェーデンの巨匠、イングマール・ベルイマンが30日、同国・フォール島の自宅で亡くなった。
89歳だった。ベルイマンは1946年に『危機』で映画監督としてデビュー以来、40本以上の作品を手がけた。1958年には『野いちご』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞しているほか、『ファニーとアレクサンデル』(1982年製作)など3作品でアカデミー賞外国語映画賞も受賞している。2003年の『サラバンド』が遺作となった。