女子プロレスラーの風香、男性の股間にケリで痴漢を見事撃退！

　31日、リチャード・ギア主演のサイコ・サスペンス映画『消えた天使』の女性限定特別試写会が行なわれ、女子プロレスラーの風香と女性空手家の小林由佳が登壇した。

　映画では女性が被害に遭う性犯罪が描かれている。そのため女性が性犯罪の被害者にならないように、痴漢にあったときの撃退法を女性格闘家の2人に伝授してもらい、その防止を社会にアピールしようという試みだった。

　女子プロレスラーの風香は、今年の2月に痴漢の被害にあって見事に撃退した経験があり、そのときの様子を痴漢役の男性を相手に壇上で再現してみせた。背後から襲われた瞬間、男性の腕をつかんで倒れ込みながら振り返り、相手を引っ張り込んで、男性の急所である股間に3回ケリを入れたという。とはいえ、なかなか普通の女性はとっさにこのような行動はとれないということで、「防犯ベルを持ち歩いてみては」と女性の観客にアドバイスした。

　2005年の全日本無差別級王者でもあった空手家の小林も、背後から痴漢が左肩に手を置いた瞬間に、左手で男性の手を払いのけ、体の向きを変えて右手で男性のみぞおちを打つ技を披露した。身長150cmで、話しているときはつぶやくような声で本当にかわいらしい小林は「1人で人気（ひとけ）のない夜道は歩かず、人通りの多い道を歩くように気をつけている」そうだ。プロレスラーと空手家、強い女性の代名詞のような2人がそろって、普段からの備えや心がけが大事とアドバイスしていたのが印象的だった。会場の女性たちも、きっと参考になったに違いない。

　『消えた天使』は『インファナル・アフェア』のアンドリュー・ラウ監督が初のハリウッド進出を果たした作品。女子大生の失踪（しっそう）事件をベテラン調査官（リチャード・ギア）と新米調査官（クレア・デインズ）が追う。人気ミュージシャンのアヴリル・ラヴィーンが出演しているのも見どころの1つだ。

『消えた天使』は8月4日よりスバル座ほかにて公開。
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