17歳、フレッシュな岩田さゆりのタイプの男性はやっぱりイガラシくん
野球に打ち込む中学生たちの姿を描いた、ちばあきお原作の名作まんが『キャプテン』が実写映画化されて現在公開中だ。映画の中で野球部を取材する新聞部の佐々木舞役を演じた岩田さゆりが、単独インタビューで作品の見どころなどを語ってくれた。
「完成した映画を観て本当に感動しました。野球を知らない女性の方でも楽しめると思います」と映画の素晴らしさに太鼓判を押した岩田。本作で演じたのは、実年齢よりも若い中学生役だ。等身大の役柄で演じやすかったのではないかと思えるが、実際は違ったようだ。「私はこの映画で初めて“普通の女の子”を演じました。だから本作でのテーマは“普通”をどう演じるかということだったんですが、それって一体役作りなどはどうすればいいのだろうかと戸惑いました」と振り返る。
岩田が演じる新聞部員の役は、観客の目線に近い存在として描かれている。最初は「この野球部大丈夫なの?」と冷ややかな目で観ているのだが、チームの快進撃を追ううちにどんどん引き込まれていく。「試合のシーンで、興奮して隣の新聞部員が持っていたカメラを取り上げて自分が撮影しようとするところが好きです。たぶん観ている皆さんも同じ気持ちになるんじゃないかと思います」とお気に入りの場面を教えてくれた。
撮影は同世代の少年たちに囲まれて楽しかったが、一つ残念だったこともあるという。野球部の少年たちは撮影の前から事前合宿をしており、岩田がチームに飛び込んだころには、すでに彼らの気持ちは一つになっていて、「自分も最初から参加できていたら」と思ったそう。「みんな映画の通り野球少年なんですよ。いつも『おはようございます』ととても大きな声であいさつしてくれたんです」と振り返った。
では、もし男の子になったとしたら、まじめで努力家の谷口、ひょうきんで心優しい丸井、口数は少ないがいざというときに力を発揮するイガラシという3人の少年のうち誰を演じたいかを聞いてみた。「そうだなあ、イガラシくんですね。クールで格好いいから」。では、女性としてタイプなのは誰? と聞くと「やっぱりイガラシくんかな」とのこと。岩田がほれる(?)イガラシくんの格好良さがどんなものか、ぜひスクリーンで確かめてほしい。
『キャプテン』は渋谷Q-AXシネマ、シネマート新宿、シネマート六本木、ワーナー・マイカル板橋ほかにて絶賛公開中。
オフィシャルサイト captain-movie.com