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仕事中毒な「24」の監督、シーズン6の今までとの大きな違いについて語る!

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ジョン・カサー監督
ジョン・カサー監督

 CTU(テロ対策ユニット)ロサンゼルスの支局捜査官ジャック・バウアーと極悪テロリストの間に繰り広げられる壮絶な攻防を描き、アメリカはもちろん、日本でも大ヒット中のドラマ「24」。その番組の製作総指揮ならびに監督を務めるジョン・カサー氏が来日した。

 撮影監督として、20年間200人近くのディレクターたちと仕事をしつつ、監督デビューの機会を待っていたというジョン。「『フォーエバー・ナイト』というテレビドラマで監督をしたのがきっかけで『24』の仕事が回ってきた。番組開始当初は常任の監督としてFOXスタジオから承認が得られなかったんだけど、ある日、先任の監督が辞めることになったんだ。レギュラー監督になるチャンスが自分にめぐってきた時には飛びついたよ」と語る。そんなラッキーなめぐりあわせ以来、ジョンは6年もの間、この人気ドラマを監督してきた。

 今回のシーズン6と今までのシーズンとの大きな違いについて聞いてみた。「シーズン6では、大統領のストーリーに大きな変化がある。(ネタバレ防止のため多くは語らず……)それから、シーズン5までは、迫り来るテロリストの脅威から国を守るためにジャックが立ち上がる物語だったんだが、シーズン6では中国でボロボロにされたジャックが、すでにテロリストの猛攻にさらされているアメリカに引きずり戻されるんだ」

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 またシーズン6は、クロエ・オブライエンのファンにとって、かなりおいしいものとなっている。「クロエ役のメアリー・リン・ライスカブは、スタンドアップ・コメディーもする女優さんで、実はすごく面白い人なんだ。だけど、クロエ役ではメアリー本来の楽しい性格を抑えなければならない。だから、これからはもっと彼女本来の持ち味を出せるようなクロエ作りができればいいと思っているんだよ」

 ジャックとキーファー・サザーランドの共通点について聞いてみると、ジョンは「ジャックは暗いね(笑)。まぁ、彼のひどい1日に焦点を当ててるからしょうがないんだろうけど。それに反してキーファーはとても楽しい。現場でもみんなに親切だし、いいやつなんだ。ジャックとキーファーの共通点? 仕事中毒ってことかな(笑)」とキーファーの人柄を絶賛していた。

 仕事中毒と言えば、こんなに多忙なジョンは、一体いつ休むのだろうか。「土日は必ず休んで家族と過ごすようにしてるよ。でも、週日は正に24時間“24”だ。キーファーと僕は気が合うんだが、特にそういう点で意気投合してる。番組をいかに良いものにするか、ということに100%熱意を注いでいるんだ。だけど、週末はケジメを付けて仕事のことは考えない。それが私生活と仕事のバランスをとる秘訣(ひけつ)なんだ」

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 シーズン6が既に終盤を迎えている米国では、『24』劇場映画化の話が本格化してきている。ジョンいわく、監督の座はまだ未定である、とのこと。だが彼は当然、最有力候補の1人である。「テレビと同じスタッフで映画製作もしたい。だけど、そこでネックになるのは番組撮影との兼ね合い。現時点で、シーズン7と8の製作は、ほぼ決定してるから、劇場用映画を現在のスタッフで進めていくためには、テレビチームと映画チームの2班に分けるか、番組自体が完結するまで待つか、のどちらかが強いられる。それがどうなるのかは、まだ未定なんだ」

 番組のブレーンとなるライターチームは、10名から編成されている。ジョンも含め、アイデアは首脳陣みんなで出すが、その後は2名ごとのチームに分れ、各チームごとに1/2話(前半又は後半)を担当する。撮影は2話ずつ行い、それぞれのストーリー内容は出演者たちにもギリギリまで極秘にされる。

 現在、『24』劇場用脚本の書き直しが進められている中、シーズン7に向けての準備はゆっくりと始まりつつある。「日本へ来る前に新シーズンについて1度だけ簡単なミーティングをしてきた」シーズン7について語るジョンの口調は用心深い。「これだけは言えるけど、シーズン7ではすべてが、ガラリと変わる。今までジャックはどこに連れて行かれようが必ずCTUに戻ってきた。新シーズンでは、彼に新たなスタートを与えることになる……」

 ジョンの意味深スマイルに、これからもますます待ちきれない「24」である。

「24」シーズン6は、9月7日よりレンタル開始!

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