織田裕二、突然の登場にファン熱狂! 椿大神社に三十郎を奉納、自分はもうすぐ四十郎?
28日、織田裕二主演の『椿三十郎』が、三重県にある椿大神社(つばきおおかみやしろ)に奉納された。“椿”つながりの縁あって、神社近くの椿会館では、初の一般向け試写会も開催され、120名が招待された。
試写会終了後、サプライズゲストとして登場したのは織田本人。観客にはまったく知らされていなかったため、会場中がどよめきと歓声に包まれた。「驚かせるのが大好きなんです」とおちゃめに登場した織田は、映画の感想が気になるようで「いかがでしたか?」とちょっと心配そうに観客に尋ねると、120名の観客から一斉に拍手喝采が起こった。その反応をうれしそうに見ながら、「オリジナルの三十郎は力で引っ張っていくリーダーでした。今回は現代版ということもあり、個々の順応性を重んじ、良さを引き出していくタイプの三十郎です」とアピールした。
この日は30度近くの夏日だったため、その後の奉納式での織田は汗だく状態で、何度もハンカチで汗をぬぐっていた。真剣な表情でしっかりと前を見据え、時折深々と頭を下げ、映画のヒットを祈願する織田。一緒に祈願していた120名のファンらは、そんな織田の真摯(しんし)な姿に作品への熱意を感じ、ほれぼれと見入っていた。
『椿三十郎』は黒澤明と三船敏郎コンビの名作映画のリメークだ。ほぼオリジナルに忠実に作られており、「もうすぐ四十郎ですが……、椿三十郎と申します」「あばよ」など、おなじみの名セリフも健在だ。織田は現在39歳で、劇中の主人公同様もうすぐ四十郎となる。「今持っている力をすべて注いで演じた」という織田は、今年で芸能活動20周年を迎え、『椿三十朗』は節目の年にふさわしい作品に仕上がっている。
オリジナルで仲代達矢が演じた侍役を豊川悦司、加山雄三が演じた若侍を松山ケンイチが務めるほか、佐々木蔵之介、藤田まこと、中村玉緒、鈴木杏などオリジナルのイメージを崩さない、最高の顔ぶれがそろっている。
『椿三十郎』は12月1日より日劇PLEXほかにて全国公開
オフィシャルサイト tsubaki-sanjyuro.jp