山形でホラーって! 日本初の本格ホラー・コメディーに竹中×秋本康の化学反応は?
アメリカでは根強い人気の、ホラー・コメディーという映画のジャンルは、なかなか日本に根付かない。しかし、このたびそんな日本映画業界に起爆剤となるべく映画が製作されることになった。
そのタイトルも何だかコメディーチックな『山形スクリーム』(仮題)。監督は、多彩な才能を発揮し続ける竹中直人。そしてさまざまな分野でヒットを生みだし続けている秋本康が企画にあたる。配給はギャガ・コミュニケーションズ 。
ホラーというからにはゾンビは定番だが、本作のゾンビは落ち武者たち。そして時は現代。落武者伝説が今も残る山形の地に、課外授業にやってきた女子高校生一行と、世界農耕具フェスティバルに参加するためやってきたサラリーマン一行。宿で鉢合わせした彼らは、ふとしたことから平家の墓を掘り起こしてしまう……というところから物語は展開する。
竹中監督は「想像を絶する奇想天外なホラーコメディームービーに仕上げます」と鼻息も荒い。日本映画にはメジャー作品としては、いままであまり根付かなかった分野だが、奇才、竹中直人と天才、秋本康の化学反応が意外な名作を生みだす可能性大だ。世界の映画祭に正式出品……なんてことも?
『山形スクリーム』(仮題)は2009年全国公開