X JAPAN、数千人がパニック寸前の中『ソウ4』のテーマ奏で10年ぶりの再始動
22日、先日再結成を発表した人気バンドX JAPANが、お台場・アクアシティの屋上で、映画『ソウ4』のテーマ曲として製作された新曲「I.V.」のプロモーションビデオ撮影を行った。1997年大みそかの解散から約10年。日本のロックシーンを支えた伝説のバンドが、再び始動した。
この日のために、アクアシティ屋上に設営されたのは、15メートル×15メートルの巨大なステージ。その上には、1998年に急逝したHIDE(ギター)を除く解散時のメンバー4人が勢ぞろいし、バンドとして久し振りのプロモ撮影に臨んだ。YOSHIKI(ドラムス、ピアノ)は上半身裸、TOSHI(ボーカル)はトレンチコート風の衣装に身を包んで登場した。
「段取りが通用しないアーティスト」として数々の武勇伝を残してきたX JAPAN。当日は非常に流動的なスケジュールで、現場スタッフもかなり慌てた様子。取材しようと集まったプレス関係者も、本番になってみないとどんなことが起こるか予測できない状況だった。
一方、会場周辺には約3500人のファンが集結し、パニック寸前に。事前に公式サイトでは「撮影シーンを見ることはできません」とアナウンスされていたが、いてもたってもいられないファンたちが大挙しておしかけた。
なおX JAPANは、来春コンサートを決行することがこの日、明らかになった。映画『ソウ4』のテーマ曲として製作された新曲「I.V.」のCDリリースはいまのところは未定。今回のプロモーションビデオ撮影には、35万ドル(約4千万円)が投じられた。
『ソウ4』は2007年11月17日よりTOHOシネマズ六本木シネマズ ほかにて公開
オフィシャルサイトsaw4.jp
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