お金持ち大国ドバイで超バブリーな映画祭開催！賞金は3千万円超！グロリアのコンサートも！

　“カンヌ国際映画祭よりもゴージャス”と注目を浴びるアラブ首長国連邦の「ドバイ国際映画祭」。第4回を迎える今年は12月9日から16日に行われるが、新たに映画と音楽をテーマにした「リズム＆リール」部門が設立され、グラミー賞歌手グロリア・エステファンのライブと、彼女の夫エミリオ・エステファンが監督を務めた、キューバ音楽の軌跡を描くドキュメンタリー『90マイル（原題）』がワールドプレミア上映されることが発表された。

　これが、アラブでの初ライブとなるグロリアは「アーティストにとって、新たな観客の前でパフォーマンスするのはいつも楽しみで、興奮するもの。ドバイ国際映画祭でライブをするなんて、ゾクゾクしちゃうわ」とコメント。ライブと上映は、13日にドバイ・メディア・シティ円形劇場のオープンスペースで行われる。

　その他、同部門では「ビートルズ」のナンバーを使った青春ミュージカル『アクロス・ザ・ユニバース（原題）』（ジュリー・テイモア監督）、モロッコのKhalil Benkirane監督よる『ザ・ホワイト・スレッド（原題）』と、国際色豊かなラインナップとなっている。

　同映画祭は、“空飛ぶ5つ星ホテル”の異名を持つ「エミレーツ航空」や、高級ホテルチェーン「ジュメイラ・ホテル」、名産の「ドバイ・パール」、そして「ドバイ免税店」などがスポンサーに付き、期間中、アラブ諸国やハリウッド大作などを中心に100作品以上が上映されるアラブ最大の映画祭。アラブの若手映画作家の育成を目的にした「ムール・アワード」受賞者には、賞金30万USドル（約3420万円）が現金で贈られるという、太っ腹さが話題になっている。

　日本からは第2回大会の2005年に、宮崎駿監督『ハウルの動く城』が招待されている。