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石井竜也、感動エピソードをまったく覚えてない陣内に「がっかりだよ!」

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がっつり握手です。
がっつり握手です。

 25日、TOKYO FMホールで映画『河童』のデジタルリマスター版DVD発売を記念した特別試写会が開催され、石井竜也監督と、同作に出演した藤竜也陣内孝則がトークショーを行った。

 1994年当時、映画監督に初チャレンジした石井監督にとって、藤と陣内をキャスティングすることが映画製作の絶対条件だったという。「お2人の出演なしにこの映画はできないと、まるで熱にうなされたようにプロデューサーに言い続けていた」と今も変わらぬ思い入れを熱く語った石井監督。映画完成後には、陣内から「この映画を息子に見せたらすごく感動してた。おれ、ヒーローになれたよ」とうれしい言葉をもらったと振り返った。しかし、当の陣内はこの感動エピソードをまったく覚えてない様子で、これには石井監督も「ガッカリですね(笑)」と残念そうにもらしていた。

 そんな陣内だが最近、この映画を久しぶりに思い出す出来事があった。この春、大学に進学した息子が「また『河童』を観たい」と言い出したそうなのだ。しかしまだDVDは発売されておらず、持っていたはずのVHSも紛失。「当時、小学生だった息子は撮影現場にも行ったし、今でも一番感動した作品だと言っている」と語る陣内は、今回のDVD発売を機に「無くさないよう、今度は5本買う!」とコメント。先ほどまでガッカリしていた(?)石井監督を大喜びさせた。最後は、石井監督、藤、陣内の3人が手に手を取り合い「また映画を作りましょう」と誓っていた。

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 『河童』は戦場カメラマンの男が、かっぱと出会った少年時代を回想しながら、親子のきずなを再確認するまでを描いたファンタジー。1994年に公開され、感動的なストーリーと幻想的な映像が話題になった。

DVD『河童 デジタルリマスター』は12月5日より発売
発売元:ポニーキャニオン 税込価格:3,990円
オフィシャルサイト kappa-acri-dvd.com

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