アフガニスタンが舞台の問題作で、少年たちが国外避難
マーク・フォスター監督の映画『ザ・カイト・ランナー』(原題)に出演したアフガニスタンの4人の少年たちが、今月の公開を前に、アラブ首長国連邦へ避難した。本作はアフガニスタン系アメリカ人の作家による同名小説を映画化したもので、30年前のアフガニスタンからタリバンの台頭後までの物語を描いている。映画では無名のアフガニスタンの少年を起用しているが、作中には少年が別の部族の男性にレイプされるシーンが含まれており、映画が公開されれば2つのライバル部族の間に緊張を呼び、出演した少年たちの身に危険が及ぶと考えられている。ガーディアン・オンラインによると、主演の少年、アフマド君の家族はレイプ・シーンについては撮影終了近くまで知らされず、そのシーンはカットする約束をした、と語っているが、フォスター監督はそれを否定している。