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仰天映像!9台の3Dカメラで撮影した世界的バンドU2の飛び出す映画

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「ん~、すごいよね」-U2のボノ
「ん~、すごいよね」-U2のボノ - Gilbert Garrigue / WireImage.com

 映像においてここ数年、確実に変化している技術が3Dである。専用メガネを掛けて鑑賞する作品は、鮮明な映像と立体感で迫ってくる。映画『U2 3D』は、世界を代表するバンドU2が「Vertigo」のツアー・コンサートを南アメリカで開催したときに一度に9台の3Dカメラで撮影している。この映画を観るために使用されている3Dグラスは、ほぼ普通のサングラスと同じで、従来の3Dグラスと比べるとかなり見やすくなっている。

 監督のキャサリン・オーウェンズは「この映画をプロデュースしている会社の一つ3ality Digital のピーター・シャピロが、デジタル・コンテンツ・プロバイダーとしてバンドとともに仕事をしていたわたしに、この企画を持ってきたのです。彼らは、スポーツの世界でこの3D技術を開発していて、アメリカン・フットボール(NFL)を対象にこの映画の話を進めてていたのですが、なかなかNFLのOKがもらえず、急きょ、その矛先をわれわれが得意とする音楽の分野に持ってきたわけです。撮影は、アナハイムで行われていたU2のツアーに1台のカメラを持って行ったときから始まりました」と話してくれた。

 さらに、ボーカルのボノは、この映画のできにとても満足しているようだ。「彼は技術の進歩に本当に驚いているようでした。彼は、初期の段階から親密にかかわってくれて、この媒体が、彼らのコンサートを開催することができなかった国の人にも、まるでコンサートに本当に来たかのような臨場感を味わってもらえると実感していたようです」とボノの興奮した様子を教えてくれた。

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 実際、この映画を鑑賞すると分かるのだが、コンサートをそのまま体感できるような臨場感で、まるでボーカルのボノが目の前で歌ってくれている感覚を覚える。

 今後、ハリウッドではこの形式で撮影した3D作品としてティム・バートン監督の映画『不思議の国のアリス』やジェームズ・キャメロンの映画『アバター』が控えている。

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