静かに2年連続ノミネートされた日本人!メイクアップ賞の辻一弘
第80回アカデミー賞
浅野忠信主演の映画『モンゴル』が外国語映画賞にノミネートされ、昨日は世間の注目を一点に集めた第80回アカデミー賞。しかし2年連続で日本人がノミネートされていることも忘れてはならない。
メイクアップ賞にて、映画『スター・ウォーズ』『メン・イン・ブラック』などの特殊メイクを手掛けた大物リック・ベイカーとともに、エディ・マーフィ主演の映画『マッド・ファット・ワイフ』でノミネートされたのは辻一弘。
辻は昨年映画『もしも昨日が選べたら』で、メイクアップ賞にノミネートされた(受賞はせず)。彼は今まで映画『メン・イン・ブラック2』『グリンチ』『ザ・リング2』などの話題作に特殊メイクとしてかかわっており、今ハリウッドで注目を浴び続けている日本人の1人。『マッド・ファット・ワイフ』では、主演のマーフィが男女3役を演じ分けており、中には超肥満体の女性まで……。まさに特殊メイクの腕の見せどころ。現在辻は、ベイカーの工房である“シノベーションスタジオ”でチーフとして活躍している。
『マッド・ファット・ワイフ』はノービット(マーフィ)が巨漢の妻ラスプーシア(マーフィ)に尻にしかれる日々を送っていたが、初恋の人が街に戻ってきたことで、少しずつ状況が変わっていくというストーリー。ちなみに本作品は、先日発表されたさまざまな映画のワースト作品を選ぶ第28回ラジー賞で、最低映画賞、主演男優賞・女優賞、助演男優賞・女優賞にマーフィがノミネートされたが、これは1人の俳優としては、過去最高のノミネート数である。
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