フランスのアカデミー賞、セザール賞に輝いた日本人に独占インタビュー!
フランスのアカデミー賞、セザール賞の授賞式が2月22日にパリで開催され、映画『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でノミネートされていた永田鉄男さんが、最優秀撮影賞を受賞した。2002年の映画『将校たちの部屋』(未公開)での受賞に続き、2度目の栄冠になる。そんな永田さんから受賞の喜びの声を聞いた。
永田さんは長野県出身で、フランスを拠点に活躍する日本人撮影監督。ほかの代表作に映画『うつくしい人生』『大停電の夜に』『パリ、ジュテーム』がある。「尊敬する撮影監督の1人である、ヤヌス・カミンスキー氏(映画『潜水服は蝶の夢を見る』)がノミネートされていたし、自分の受賞はあり得ないだろうと決め込んでいました。受賞の報を聞いた瞬間は、正直信じられなかったですね……。前回よりも、ぐっと重みのある受賞になりました。もうひと踏ん張りして、さらに頑張っていこうという気持ちになりました」。
永田さんの次回作には、ジャン・ピエール・ジュネ監督の5年ぶりの新作映画『Micmacs a tire-larigot』(原題)が決定しており、パリで3月にクランクイン。ハリウッドからのオファーも殺到しているという永田さんの、さらなる活躍が今後も期待できそうだ。(取材・文:小林真里)