意外にも?…杉田かおる「いままで男を利用したことはない」
25日、スペース汐留でハル・ベリー主演映画『悲しみが乾くまで』の特別試写会が行なわれ、女優の杉田かおるがトークイベントに出席した。
「そう、きっと男を利用した」という映画のコピーにちなんで、「芸能界で男を利用することにかけては右に出るものがいない女性」とゲストに呼ばれた杉田かおる。ド派手なファッションで登場し、華麗な男性遍歴をマシンガントークで激白してくれるのかと期待していると、意外にもワンピースに黒のジャケット、黒タイツというモノトーンファッションでまとめた杉田は「ご期待に添えるかどうか……」と控えめに語り、落ち着いた雰囲気はまるで学校の先生のようだった。
しかも「わたしは男性を利用したことはない」とまたまた期待を裏切るコメント。「10代のころ、金八先生がヒットしてマスコミが宣伝してくれて有名になった。でもその後、人気が落ちると“あの人は今”と書かれてしまう。マスコミを利用して有名になるとその分、しっぺ返しも来る。利用すると利用されるという因果の法則に10代で気がついた」と、山あり谷ありの半生をしみじみ振り返っていた。と、なぜかこの後は急にお金の話に……。「だから男性にご馳走してもらってもいつも割り勘、お金にはきちっとしているから別れが修羅場になったことがない。お金にはきちっとしたほうがいいですね」とまず大事なのはお金のケジメ、と観客にアドバイスする杉田だった。
映画『悲しみが乾くまで』は、夫に先立たれて失意のどん底にいる妻(ハル・ベリー)が、夫の親友(ベニチオ・デル・トロ)と奇妙な共同生活を送りながら悲しみから立ち直ろうとする姿を描く。監督は『アフター・ウェディング』のデンマーク出身の女性スサンネ・ビア。
映画『悲しみが乾くまで』は3月29日より恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町1丁目ほかにて公開
オフィシャルサイト woman.excite.co.jp