幼児期の性的虐待まで…ジュリー・アンドリュースの壮絶な人生明らかに
映画『サウンド・オブ・ミュージック』で一世を風靡したジュリー・アンドリュースが自らの半生をつづった「ホーム:ア・メモワール・オブ・マイ・アーリー・イヤーズ」(原題)が出版された。
その中で、デイムの称号も持つアンドリュースは、上品で清潔な現在のイメージとはかけ離れたタフな子ども時代について明かしている。その内容は「どういうふうにママと抱きあってるか教えてやるよ」と9歳だったアンドリュースを自分のベッドに誘ったアル中の義父のことや、11歳から家族を経済的に支えてきたことなど驚きのエピソードの連続だ。
本は「メリー・ポピンズ」撮影のためハリウッドへと旅立つくだりで終わる。だが、その後の成功し有名になったアンドリュースの人生も、平坦なものでなかったことは周知の事実だ。仕事に恵まれなかった期間があり、離婚を経験し、声帯の腫瘍の手術後には往年の歌声も失ってしまう。この本を読むと、それを乗り切ってきたアンドリュースの強さがどう培われてきたかがわかる。