レイフ・ファインズ、舞台初日に停電!でも批評は上々
レイフ・ファインズが出演する舞台「ゴッド・オブ・カーニッジ」が、ロンドンのギルグッド劇場でオープニング・ナイトを迎え、会場は批評家を含む観客で満席となった。ところが、舞台が始まって1時間ほど経過したところで、突然の停電が! ロンドンではこの4年間で大きな停電が3度起こっているが、今回の停電では、劇場がひしめくウエストエンド周辺からソーホーにかけ、2時間半ほど続いたそう。突然電気が消えた劇場では、オーナーがステージに登場し、「コイン式電気にお金が足りなかったわけじゃありません」と観客にジョークを飛ばす一幕も。その後舞台は、緊急灯だけで続けられるという事態となった。劇場のスポークスマンは「観客はよく我慢してくれていた。初日で批評家の皆さんもいたし、劇を途中で止めるという考えはなかった」と語っている。こんなハプニングがありながらも、批評家の感想は良好で、イブニング・スタンダード紙はファインズについて「賢く、美しく演じられたブラック・コメディ。停電も役者の力や自信をくじくことはなかった」と批評。またテレグラフ紙では「この作品は、電気が半分であったにも関わらず、電流の通るようなコミカルな演技を披露した」と評価している。