グレン・クローズ17年ぶり来日、写真撮影は右側オンリーで!?
28日、NHK放送センターでグレン・クローズが約17年ぶりとなる来日記者会見に出席し、主演する法廷サスペンステレビドラマ「ダメージ」をPRした。この日はマスコミ陣に対し「なるべく写真撮影は右ほほ側から」と大物女優らしいリクエストもあった。
通常、マスコミによる写真撮影は、フォトセッションはもちろん、入退場時、あいさつ、質疑応答と数回チャンスがあるが、この日は主催者側から再三にわたり「写真撮影はフォトセッション時のみ。なるべく右ほほ側から撮影してほしい」と注意が。グレン本人も会見が始まり、自分の席が客席から向かって右側に用意されていると知ると「席を換えてもいい?」とばかりに急きょ左側に移動。自分の右ほほがよく見える座り位置をキープした。
もちろんこれは、自分をより美しく見せる術を知っているハリウッド女優の自己演出。会見中は、一つ一つの質問に対し誠実な返答をしたほか、司会を務めたNHK男性アナウンサーのつたない英語にも熱心に耳を傾けるなど、知的で大らかな人柄がうかがえた。
同ドラマで冷徹な敏腕弁護士を熱演し、今年のゴールデン・グローブ賞テレビドラマ部門の女優賞を獲得したグレン。初の本格的なドラマシリーズ出演を振り返り「エンディングがわからないまま撮影する点が、映画との大きな違い。大変だったけど、その役柄を瞬間瞬間生きている感覚で、エクササイズのようだった」とコメントし、「テレビ業界にも優れた脚本家が増え、ドラマのクオリティーも上がっている。最近のエミー賞は、まるでアカデミー賞みたいに豪華な顔ぶれでしょ」と近年のテレビドラマ業界の充実ぶりを語っていた。
テレビドラマ「ダメージ」はNHK BS2で4月2日から毎週水曜日午後11時放送
オフィシャルサイト www3.nhk.or.jp