北野武監督が「当たる映画」と豪語!新作映画『アキレスと亀』は現在絶好調撮影中!
9日、日活撮影所にて北野武監督待望の新作映画『アキレスと亀』の製作発表会が行われ、北野監督をはじめ、出演する樋口可南子と麻生久美子、本作から改名した柳憂怜(柳ユーレイ)が登壇した。
“世界の北野”による第14作品目の本作は夢を追い続ける画家と、そんな男を愛し続ける女のストーリーで、北野監督は「前回、前々回と無茶な作品をやってプロデューサーに怒られたので、今回は当たる映画をまじめにやってます。あのときはだんだんスタッフが話かけてくれなくなったけど、今回はみんな来てくれるから面白いものに仕上がっていると思う」と賛否両論だった映画『TAKESHIS’』や『監督・ばんざい!』を振り返りながら語ってくれた。
樋口と麻生は今回が北野組初参加。北野演じる主人公の妻という役柄の樋口は「最初はびっくりしました。いろいろな格好をさせられ、恥ずかしくもあり、うれしくもあり」と意味深な言葉を残した。一方、樋口の青年期を演じる麻生が「いつも樋口さんと話してるんですけど、現場がいつも早くて。だいたい1回でOKになるので、役者として試されているような気がして怖い」と告白すると、すかさず北野監督が「うまいからいいんだよ」と答え、女優2人を信頼している様子をうかがわせた。
今回も北野監督は演出のほか、出演、脚本、編集を手掛け、中尾彬や大杉漣、大森南朋など豪華キャストの起用も決定している。クランクアップは今月の中旬ということで、現在、撮影はラストスパート中。北野監督が「当たる映画」と自信を持って語る本作は、世界の観客や、日本の観客にどう受け止められるだろうか。
映画『アキレスと亀』は2008年秋、全国公開
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