ダウンタウンのガキの使い~のキスおばちゃんが『少林老女』でヒロイン!
14日、池袋アカデミーホールで映画『少林老女』の製作発表記者会見が行われ、主演を務める浅見千代子、長澤奈央、千太郎、寺内康太郎監督、そして大橋孝史プロデューサーが出席。バラエティー番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」のキスおばちゃんとしておなじみの浅見は、キャラクター設定上、一切声を出さないという前代未聞の会見となった。
会見中は、何か質問されるたび、隣に立つ大橋プロデューサーに耳打ちに、自分のコメントをしゃべらせた浅見。どんなことを言われても決して表情を変えないのはもちろん、自分では一切声を出さないにもかかわらず、マイクを手放そうとしないなど徹底したキャラクター作りで、集まったマスコミ陣を爆笑させていた。
そんな浅見が今回、『少林老女』に出演する際に出した条件が「ひざが曲げられないので、激しいアクションは無理」というもの。カンフーを扱う映画としては、致命的だが、それでも製作陣は浅見をヒロインに大抜てき。最初は「わたしでいいの?」と思った浅見も、現場スタッフの優しさに支えられ撮影を乗り切り「これで死ねる」と大満足の映画出演となった。もちろんこれらのコメントは、すべて浅見に耳打ちされた大橋プロデューサーが発したものだが、彼女の真意はしっかり伝えられたようだ。
劇中には何とラブシーンも! キスおばちゃんとして有名な浅見だけに、何と当初台本にはなかったキスシーンを勝手に盛り込んでしまったそうで、映画の大きな見どころになっている。マスコミ向けのフォトセッションでは、カメラマンにそそのかされて(?)壇上の共演者である千太郎(ジェロよりも日本語がうまいという黒人タレント)にブチューとキスする一幕も。終始、笑いの絶えない会見にマスコミ陣も「ここ最近では最高の記者会見!」と大喜びだった。
『少林老女』は武術の達人である“少林老女”こと美代子(浅見)が、武術家としてのプライドを取り戻す姿を描いたアクションコメディー。もちろん柴咲コウ主演の映画『少林少女』とはまったく無関係で、寺内監督も「最初はマズイなと思いました」と会見でもらしていた。
映画『少林老女』は初夏、シアターN渋谷ほかにて公開
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