衝撃!妻夫木聡と檀れい、血まみれ150人に囲まれた病院で真剣勝負!
2011年、謎の新型ウイルスが日本に上陸。爆発的に感染が広がり、数千万人の死者が出る。そんな未曾有の危機に襲われる事態をリアルに描く新作映画『感染列島』の撮影現場が4月6日に公開され、主演の妻夫木聡と檀れい、平野隆プロデューサー、そして瀬々敬久監督がロケ地の新潟旧市民病院で会見に臨んだ。
妻夫木は医師として、檀はWHO(世界保健機関)のメディカルオフィサーとして、多くの人々を救おうと命をかけて奔走する役に挑んでいる。お互いの印象について「檀さんは凛としたしんの強い女性という印象を持っていましたが、それに加えて母性的なものを持っている方」と妻夫木が話せば、檀は「妻夫木さんは誰に対しても同じ態度で接する、明るくて温かい人。わたしは役の設定上、ほかの出演者の皆さんと接するのを控えていますが、ついつい彼とは話してしまうんです」とすっかり打ち解けている様子が伝わってきた。
ロケ地として使われたのは、新潟駅から程近い新潟旧市民病院。新病院が別の場所に完成したため、取り壊しが決まっていた建物の一部を撮影に利用している。200人近いエキストラとともに撮影できる病院をセットで組むことは難しく、日本中を探して見つけた場所だ。檀は最初に来たときオバケが出たらどうしようと思ったそうだが、妻夫木も「独特の空気感が現場に流れていてリアリティーがあり、役作りにすごく助かっている」と口をそろえる。
「われわれはこの作品をある種の戦争映画だととらえている。とはいえ日本で近い将来戦争が起こるとは考えにくく、想定される最大の災害は感染症だろうというところから企画が始まった」と語る平野プロデューサー。この日は、朝から150人以上のエキストラが新型ウイルスに感染した患者役として参加し、病院に次々と搬送され、ロビーまで血にまみれた患者があふれ返るという、まるで戦場のようなシーンだ。
果たしてこのウイルスはどこから来たのか、治療方法は見つかるのか。妻夫木は「本作の根底には命の循環、自然との共存の大切さを訴えるテーマがあると思う。ウイルスが悪いのか、人間が悪いのか、ぼく自身演じながら考えていきたい」と語っていた。
映画『感染列島』は2009年1月より全国東宝系にて全国公開
オフィシャルサイト kansen-rettou.jp
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