『マイ・ガール』の元子役、政治風刺映画で銀幕復帰
日本でもヒットした青春ドラマ『マイ・ガール』で主人公の11歳の少女ベーダ役を演じたアンナ・クラムスキーが、久々に劇場映画へ出演することが明らかになった。ハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、クラムスキーとジェームズ・ガンドルフィーニがBBCフィルムズの新作『イン・ザ・ループ』(原題)へ出演することが決まった。作品は、イギリスの政権内部を描いたTVシリーズ「ザ・シック・オブ・イット」(原題)を非公式に脚色してパロディする政治風刺映画で、クラムスキーは国務省の補佐官役を演じる。『ユナイテッド93』のデヴィッド・ラッシュも共演し、アーマンド・イヌアッチ監督が自らの脚本のもとメガホンをとる。撮影はワシントンとイギリスで行われる予定だ。
クラムスキーは、2002年に卒業したシカゴ大学では国際関係論の学位を取得し、グルメ評論家を志望していたこともあり、アメリカの大手出版社のハーパーコリンズで編集助手として働いていたという元人気子役としては異例の経歴の持ち主だ。27歳になったクラムスキーは、『マイ・ガール』の時の可愛い少女から美しい大人の女性に変貌しており、今後本格的な女優としての活躍が期待されている。