音楽はビートルズ、主演はミック・ジャガーの『時計じかけのオレンジ』?
スタンリー・キューブリックの代表作映画『時計じかけのオレンジ』の主役アレックスを演じることにローリング・ストーンズのミック・ジャガー、そのサウンド・トラックにはビートルズが興味を示していたという内容の手紙が公開された。
その手紙は製作総指揮のサイ・リトビノフが、『真夜中のカーボーイ』でアカデミー監督賞を受賞しているジョン・シュレシンジャー監督に宛てたものだ。「この映画は、そのセリフ回し、スタイル、音楽で新境地を開くことになるだろう。ビートルズがプロジェクトをいたく気に入っているし、ミック・ジャガーとデヴィッド・へミングスの両方がアレックスを演じたがっている」「脚本と小説を読めば、わたしたちがこのプロジェクトに感じている大きな可能性がわかると確信している」
これに対しシュレシンジャーは「脚本の途中だが尋常ではないし、おもしろい。だが、わたしが特に取り組みたいと思うようなテーマなのかは疑問だ」と返事をしている。結果、ご存知のようにスタンリー・キューブリック監督、マルコム・マクダウェル主演となったが、リトビノフが予言したように新境地を開く傑作になった。それには何の不満もないが、ビートルズの音楽でミックが暴れるバージョンも見てみたかったと思うのは欲張りすぎ?
【関連記事】ミック・ジャガー、チェコの大統領を演じる?
【関連記事】ローリング・ストーンズが記者会見!ミック・ジャガー「ずっと映画をやりたかった」