ウワサの二人が堂々とカンヌに登場!木村佳乃に伊勢谷がナイスフォローを!
第61回カンヌ国際映画祭
第61回カンヌ国際映画祭が仏時間14日に開幕し、オープニング作品のフェルナンド・メイレレス監督の映画『ブラインドネス』(11月公開)の公式会見が行われた。メイレレス監督をはじめ、米女優ジュリアン・ムーア、メキシコ人俳優ガエル・ガルシア・ベルナルらそうそうたるメンバーに混じって、1990年の黒澤明監督映画『夢』以来、18年ぶりとなるオープニング作品の日本人参加者である、ウワサのカップル伊勢谷友介と木村佳乃も参加。木村はこの日のために、自分で選んだという桜模様の着物をまとっての登壇となった。【関連作品の画像はこちら】
同作品は、謎の伝染病によって視界を奪われた人たちが収容所に軟禁され、次第に本性を表していくパニック・サスペンス。一番最初に失明する患者役の伊勢谷も、その妻で感染させられてしまう木村も、共に盲目になった感覚を学ぶためのトレーニングを積んで参加したという。 木村は「東京でも実際に目隠しした状態で料理やショッピングを体験したのですが、非常にタフで、いろんな事を感じることができました」と幼少時代に英国で育った流ちょうな英語で答えた。
記者から「実際、盲目になったらどうします?」との質問が振られて、木村が答えに窮する場面もあったが、すかさず伊勢谷が「(収容所のリーダーとなる)ジュリアンを探します」とサポートし、ナイスなコンビネーションを見せていた。
同作品はブラジル・カナダ・日本合作の国際的なプロジェクト。昨年秋のトロント国際映画祭で伊勢谷と木村が出演した『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』が上映された際に、カナダで撮影中だった『ブラインドネス』のスタッフ・キャストそろって会場に駆けつけるなど、チームワークの良さがうかがえた。メイレレス監督は「多国籍の人が参加してこの映画は作れらたが、資金や撮影、すべての面で化学反応が起こった。この映画は、永遠に国際的プロジェクトの良いモデルケースとなるだろう」と自身のほどを見せていた。(取材・文:中山治美)