ライザ・ミネリ、「労働許可」がなくロンドンの空港で足止めを食う
20年ぶりに英国でステージ・ツアーを行うライザ・ミネリが、ロンドンで入国審査の際、思わぬ足止めを食らった。
ミネリは、自らのマネージメント・チームやスタッフ19人を引き連れて渡英。ところが、ヒースロー空港に到着したミネリは入国の際、イギリスで労働するために必要なビザを取っていないことが発覚した。入国審査を待つ一般人たちが長い列を作るその先頭で、ミネリは入国審査官を前に状況を必死で説明。しかしイギリス当局は、労働許可がなくてはショーはできない、と言い渡した。ミネリはその日の夜にショーの初日を予定しており、このままではショーがキャンセルに…と、窮地に陥ってしまった。
結局、ミネリのマネージメント・チームがイギリス当局と話をつけたのは、ショーが開幕する数時間前。何とか労働許可が与えられた。ミネリのスポークスマンによると、このトラブルは書類処理の遅れから生じたものとのことで、「ライザのマネージメント・チームは、労働できる正当なビザを申請していたけれど、それにかかる時間の見積もりが甘かった」とコメントしている。多くの不法労働者を抱えるイギリスは、近年ますます入国審査が厳しくなってきているが、その対応はいくら相手が大スターでも変わらないようだ。
【関連記事】ライザ・ミネリ、舞台で倒れる
【関連記事】ライザ・ミネリ、年末に病院へ
【関連記事】L・ミネリ、ヒザを骨折