宮迫博之、人見知りで口もきかなかった仲里依紗といまではイイ関係!
10日、雨上がり決死隊の宮迫博之が主演の映画『純喫茶磯辺』完成披露試写会で、娘役の仲里依紗、監督の吉田恵輔とともに舞台あいさつを行った。
宮迫が演じた主人公・磯辺裕次郎は多額の遺産が転がり込むと仕事をさっさと辞め、思いつきと勢いで喫茶店経営に走ってしまういい加減な中年オヤジ。自分らしく自然に演じられたというこの役はほとんど素に近いものだったらしい。劇中では仲演じるしっかり者の一人娘・咲子にしかられてばかりだが、実生活でも愛息に「ふざける仕事なんてないよ、パパ」とお笑い芸人としてのボケを注意され、「僕の人生全否定ですからね、困ってます」とダメ人間ぶりを披露した。
ところが、頑固で厳しい九州男児の父を持つ仲にとって、裕次郎は好ましい父親像。「宮迫さんみたいなお父さんってカワイイなと思った」という。実はこの2人、互いに激しい人見知りで最初は話をすることもなかったとか。それが共通の知人がいることが判明してからは一転し、すっかり仲良し親子に。本当の娘のように宮迫が年ごろの仲を気にかければ、仲も宮迫がテレビに出演しているの見ると、思わず「あ、パパ出てる」。これには「めっちゃウレシイです。高いもんでも買うたろうかと思ってしまいますね」とかわいい娘に骨抜き状態の父親の笑顔を見せた。
この父子関係のほかにもユーモアあふれる吉田監督のアイデアや趣味が満載の本作だが、主演の麻生久美子とハリセンボン近藤春菜のコスプレ風ウエートレスの衣装もその一つ。アメリカのアダルトサイトを参考にして作ったというそのピンクのミニドレスは、マネキンに着せて紹介された。
映画を鑑賞していて、それが自身の出演作であっても寝てしまいがちな宮迫にとって、本作は珍しくまったく眠ることなく観ることができたという。「忙しくて疲れているときにおすすめ」と話し、気を抜いてぼーっと観てもOKと仲も太鼓判を押した。「すごい笑えるし、ちょっとだけ泣ける心温まる映画なので、ぜひご家族で観てほしい」とアピールした。
映画『純喫茶磯辺』は7月5よりテアトル新宿、渋谷シネ・アミューズほかにて全国公開