綾瀬はるか、清純派は卒業?男前な表情にドキ!女座頭市で新境地
21日、恵比寿ガーデンホールにて日経エンタテインメント!創刊11周年記念イベントが行われ、綾瀬はるかが登場し、今秋公開される主演映画『ICHI』について監督の曽利文彦とともにトークを繰り広げた。
目が不自由でありながら、見事な殺陣を見せる武道の達人という設定で、これまで数々の映画やテレビに登場した座頭市。そんな人気キャラクターに初の女役として綾瀬が抜てきされた。曽利監督は「女性版の『座頭市』がやってみたかった。清純なイメージの綾瀬さんが演じるというギャップがいい。運動神経が良くて、殺陣や三味線も見事にこなしてくれた。笑顔を封印してもらって、男前の綾瀬さんになっています。アップの表情にはゾクッとさせられました」と隣の若き売れっ子女優の才能を絶賛した。
綾瀬は自身が演じるヒロインについて「台本を読んだとき泣きました。目が見えなくて孤独な主人公が、人と出会い恋をして、生きる希望を見いだしていく。運命を受け入れて変わっていくこのキャラクターが大好きです」と役にほれ込んだ様子だった。主人公と表面的には共通点はないが、「自分も他人に見せない面や、抱え込んでいるものもある」そうで、悩みの部分など感情面では共感するところがあったという。そして「これからも何かを背負った人間を演じてみたい」と抱負を語った。
また、華麗な剣さばきで敵を次々と切り倒す、といった痛快アクションを演じた感想を聞かれた際は「気持ち良かったです」とニッコリ。曽利監督が当初考えていたデジタル処理に頼ることなく、すべてのアクションシーンを生身でこなしたという。このところ国内外の監督と組み、公開作が相次ぐなど絶好調の綾瀬。今作ではこれまでの愛らしいイメージとはまったく違う、クールでかっこいい姿で魅了してくれそうだ。
『ICHI』は、かつて勝新太郎や北野武が監督を手掛け、国内外で人気を博した人気時代劇『座頭市』を、主人公を女性に置き換えてた斬新なアクション作。目は不自由だが、すご腕の女剣士の過酷な運命を描く。
映画『ICHI』は10月25日よりサロンパスルーブル丸の内ほかにて全国公開