田中麗奈に独占インタビュー!やっぱりぞっこんラブ…でも永遠の片思い?
昨年の大ヒットを受け、ついに完成した映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』で前作に引き続き妖怪猫娘を演じる田中麗奈に話を聞いた。
まず驚かされるのは、猫娘の髪型やファッションがモデルチェンジされ、前作以上にシャープで攻撃的な印象を与えている点だ。「今回は前作以上に暗い部分も多いんで、作品の雰囲気に合わせてかなり変わりましたね」と田中。デザインには本人も参加しているそうで「(本木克英)監督さんやスタッフのみんなと一緒に、イラストを描きながら話し合ってデザインを作っていきました」と語り、ネックレスも数パターンの中から衣装に合うものを選んだというこだわりぶりだ。
変わったのは見た目だけではない。今回は猫娘の鬼太郎に対する気持ちにも大きな変化が生まれている。「前作はまだ妖怪役ということで、探ってる部分があったんですが、今回は自分なりに役作りができました」と語る田中は、今回の猫娘について「ちょっと姉御系でいきたいなーと思って。大切な鬼太郎を守ってあげたいというか。そういう方が自然だし、同じ猫娘でも演じるのが新鮮でしたね」と語ってくれた。ということは、やっぱり猫娘は鬼太郎のことが好き?
「もちろん鬼太郎にはぞっこんラブ! ですよねー。それは恋という感情だけではなく、同士として、仲間としてという部分も兼ね備えている感情だと思いますね」と田中。映画の中では、鬼太郎もその思いに気付いているように見えるが「鬼太郎の方も照れくさいのか、今さらねーって思っている部分があると感じますね」と語り、「猫娘には永遠の片思いが似合っているんだと思います」と少し切ない役どころだと明かしてくれた。
猫娘を演じるときは「変なスイッチが入る」と語る田中は、ほかの作品にはないワクワクするような楽しさがあるとコメント。こうしてさまざまな役柄に挑戦しながら、今年で女優デビュー10年を迎えた。「試行錯誤の連続でしたね。いろんな作品……ジャンルもキャラも、それに国籍も違う作品に出演する中で、刺激を受けたり、可能性を探ったり。本当にこの10年の経験は財産だと思います」と田中。最後に『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』の見どころについて「ハリウッド映画に負けないエンターテインメントです! 特に今回はかなり怖いシーンもあるので、覚悟してほしいですね(笑)。もちろん感動的な部分、ちょっと切ない部分、それに笑える要素もあるので世代を問わず楽しんでいただけると思います。ぜひ劇場の大画面で観てほしいですね。あと猫娘も応援してください」と語ってくれた。
『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』は昨年大ヒットを記録した人気作の続編。1000年前、人間と恋に落ちた妖怪の呪いが現代によみがえり、人々を襲うというストーリーで、知られざる鬼太郎の出生の秘密も明かされるほか、田中演じる猫娘が前作以上の大活躍を見せている。
映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』は7月12日より全国公開