MTVの人気VJ鉄平とライムスター宇多丸が、日本の映画界をバッサリ!
MTVの番組「MTV SCREEN」内の人気コーナー「善兵衛と鉄兵衛」の、善兵衛ことライムスターの宇多丸と鉄兵衛ことVJ鉄平が、現在世間の一部を騒がせている映画『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』について語ってくれた。
映画『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』の写真ギャラリー
『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』は、熱狂的なファンからの署名活動を受けて日本での公開が決定した作品だ。アーティストとしての顔を持ちながら、かなりの映画通として知られる宇多丸は、「僕は映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』で、エドガー・ライト監督の大ファンになったんです。ただのパロディーなんかじゃなくて、本当によくできてるし、そこら辺のゾンビ映画より全然面白いんです!」と本作の監督であるエドガー監督に心酔している様子。『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』も、実は公開前にすでにイギリスからDVDを取り寄せて観ていたほどのツワモノだ。
一方、宇多丸から再三勧められて観たという鉄平も「何かムダな動きにすっごい効果音とか、エフェクトを入れてるんですけど、それがかっこいいんですよね。トニー・スコット監督は、やり過ぎなんですけど(笑)、この監督がやるとすごくかっこよくて面白い! 編集にも注目してほしいです!」と大絶賛。
「あのラストシーンがさあ!」「あそこの主役の動きが!」と、とにかく話が止まらない。そんな2人の話題は、『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』から、昨今の日本の映画業界に……。宇多丸は、「最近、日本の若者が本当に心配なんですよ。みんな『恋空』とか、そんなんばっか観てるでしょ? 日本の若者が10年後世界に出たとき、映画の話ができないんじゃないかと思って。みんなテレビ水準のもんばっか観てるから、本当の良さがわかってないんだよ。映画ってもっと面白いもんで、すげーもんで、めちゃくちゃいいもんなのに、本当にいい映画っていうのを観てなさ過ぎるから」と熱い映画論を展開。
鉄平は、「日本映画全体がただダメってことじゃなくてさ、『ぐるりのこと。』なんて良かったし、いい映画だってあるんですよね。でも何かもう、テレビ局と映画がガッチリ組んで宣伝しまくり~みたいなのは本当に嫌になるよね。『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』みたいに、小っちゃくてもいい映画はたくさんあるから、こういう作品をどんどん公開してくれるようになるといい」と語った。
毒を吐きまくる宇多丸と、それをソフトに包み込む鉄平。まるで『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』の主役二人のように、コンビネーションあふれるトークを展開してくれた二人だが、映画への熱い思いは共通している。とにかく映画を観て、映画を語るのが大好きな二人がお勧めする『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』は、面白い映画に触れる大きな第1歩になるのではないだろうか。
映画『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』は、7月5日より渋谷シネマGAGA!ほかにて全国公開
「善兵衛と鉄兵衛」コーナーが人気のMTV SCREENは、MTVにて下記の日程で放映中!
木曜 23:00-23:30、深2:00-2:30
金曜 19:30-20:00
土曜 10:30-11:00、17:30-18:00
日曜 15:00-15:30