田村英里子に独占インタビュー!壮絶ハリウッド体験…今は会社も所有!次の目標へ
日本でも爆発的な人気を誇る海外テレビドラマ「HEROES/ヒーローズ」シーズン2の日本人キャストとして出演している田村英里子が凱旋(がいせん)帰国を果たし、これまでのハリウッドでの奮闘を振り返った。
「こうして日本に戻ってこられたことが何よりうれしい」と語る田村は、「HEROES/ヒーローズ」はもちろん、すでに話題騒然となっている映画『ドラゴンボール』にも大抜てきされるなど今やハリウッドが熱い視線を注ぐスターへと成長を遂げた。「自分の活動の幅を広げたい」という思いから、渡米し約7年。さまざまな困難を乗り越え、現在のポジションを得るまでの苦労は一言で表せるものではないという。
「家を見つけたり、車を買ったり、最初の2年間は生活の基礎を作るために費やしました。当時はそれ以外のこともできず、本当にもどかしかったですね」と田村。その後、アクティングクラスに通い始めるが、女優としての仕事を得るどころか、オーディションを受けることさえままならなかった。いざオーディションを受けることができても、すぐに役にありつけるわけではない。「Rejection(不合格)のたびに3日間くらいは落ち込みますね。わずか数分のオーディションのために1週間を費やすことは普通です。わたしを含めてみんなツライ思いをしますが、いかに気持ちを切り替えるか。それが大切かもしれない」と厳しい現実を語る田村が、数多くのオーディションを通して学んだことがあるという。
「キャスティングはいろんな要素で決まるもの。わたしのコントロールが及ばない部分があります。だから自分にできることは、最大限のパフォーマンスを見せることだけと心に決めて、後悔が残らないようにオーディションでは集中します。会場にはたくさんの人達がいますが、彼女たちのことを意識したことはありません。そんなことを考える余裕さえないし、一瞬でも気を緩めたら、オーディションは失敗してしまう。チャンスは1回だけです」と田村。そんなプレッシャーに打ち勝つ努力と集中力の成果が「HEROES/ヒーローズ」での抜擢だったことは言うまでもない。
現在はアメリカで自分の会社を持つなど、活動基盤をより強いものにしながら、さらなる目標に突き進んでいる。「今後は日本語で本を書きたいと思っています。これまでの経験を通して、今夢に向かって頑張っている人に『夢は絶対かなう』って勇気を分けてあげられればうれしいですね。たとえ周りが何を言っても、それに耳を貸さず、本当に自分を信じ続けることが大切です!」と今後の抱負とエールを送ってくれた田村。単身ハリウッドに渡り、さまざまな苦労を重ねてきたからこそ、その言葉の一つ一つには大きな説得力が感じられた。今後も田村の活躍から目が離せない。
「HEROES/ヒーローズ」は、超能力を持つヒーローたちが世界を救おうとする姿を描いたSFドラマ。シーズン2では、戦国時代の京都にタイムスリップしてしまったヒロ(マシ・オカ)が田村演じる日本人女性ヤエコと恋に落ちるエピソードも描かれている。
テレビドラマ「HEROES/ヒーローズ シーズン2」は海外ドラマ専門チャンネルスーパー!ドラマTVにて7月29日(火)22:00から放送