スパイク・リー監督、オバマ候補は「必ず勝つ」!
アメリカ大統領選挙を秋に控え、熾烈な民主党候補者レースを制したバラク・オバマ候補にはハリウッドに多くの支持者がいるが、スパイク・リー監督はその中でもオバマ候補の勝利を固く信じているようだ。テレビ批評家協会の夏の会合にパネリストとして出席したリー監督は、「こういう時代に生きているのは素晴らしいことだ。オバマ候補が大統領になれば、すべてが変わるだろう」とコメントした。
中流階級出身のオバマ候補は、秋に行われる本選挙でいかに労働者階級の支持を集められるかが焦点の一つとなっている。先日アメリカでは、フォックス・ニュースに出演した黒人運動指導者のジェシー・ジャクソン氏が、マイクの電源が入っていることに気づかないまま、オバマ候補について「黒人を見下した話し方だ」「タマを切ってやりたい」といったスラング発言をして話題を呼んだ。ジャクソン氏は後に謝罪し、オバマ陣営も謝罪を受け入れたが、この出来事についてリー監督は、「バラク・オバマが十分に黒人的かどうかなんて、ばからしいことだ。教育があって中流階級出身の黒人だって存在する。いい加減、ラップ音楽が表現しているような、いわゆる黒人のイメージから離れるべきだよ」とコメント。「僕はオバマを支持する。彼は勝つよ。アメリカのためだけじゃなく、世界のためにもその方がいいんだ」と語った。