坂井真紀、「一目ぼればかりしてます!」と自ら告白!
19日、ユーロスペースにて映画『ビルと動物園』の舞台あいさつが行われ、主演の坂井真紀、小林且弥らが登壇した。
この日はくしくも宮崎駿監督の映画『崖の上のポニョ』の初日。本作が映画初主演となった小林は開口一番に「今日は『崖の上のポニョ』の初日なのに来てくださってありがとうございます」と自虐的とも取れるコメントで会場を沸かせた。坂井も小林のコメントを意識したのか、「この映画にかけていますから」と集まった観客に短いながらも本作にかける熱い思いを語った。
本作は30歳を目前にしたうだつの上がらないOL、香子(坂井)と窓ふきのアルバイトをしている音大生、慎(小林)の年の差恋愛を描いたラブストーリーで、劇中では器用にビルの窓をふく小林の姿がある。その窓ふきのシーンについて小林は「あのシーンはビルの8階くらいからつるされたんです。坂井さんが応援カンペを出してくれたんですけど、僕は高所恐怖症でそれに反応することができませんでした(笑)」と撮影秘話を語った。
実年齢では40代に突入する坂井だが、香子が一人で酒を飲むシーンが大のお気に入りとのことで「そういう痛いって思うシーンは特に共感しました。齋藤孝監督は男性なのに、本当にリアルに描いていて、女心がすごくわかってる」と絶賛。慎に一目ぼれしてしまう設定についても自分と重なる部分を見つけたようで「一目ぼればかりしていますよ。一目ぼれ人生ですから」とあっけらかんとコメントし、会場の笑いを誘った。
映画『ビルと動物園』はユーロスペースほかにて全国公開中