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「ポニョ」「トトロ」「ナウシカ」久石譲の汗だく演奏に9,500人大合唱!

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「久石譲 in 武道館」オープニング
「久石譲 in 武道館」オープニング

 5日、映画『崖の上のポニョ』(宮崎駿監督)の公開を記念し、四半世紀に渡り、宮崎作品のうち9作での楽曲を手掛けた作曲家・久石譲が「久石譲 in 武道館」のコンサートを日本武道館で行った。

映画『崖の上のポニョ』写真ギャラリー

 総勢約1,300人で編成されたオーケストラ、マーチングバンド、そしてコーラスを率いて、指揮者兼ピアノ演奏をする久石譲。映画『風の谷のナウシカ』から最新作『崖の上のポニョ』までの34曲を演奏した。あいにくの雷雨の中、開始は10分弱遅れたが、およそ9,500人の観客の心にさわやかな感動をもたらした。

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 ちょうど夏休みということもあってか、幼児を含む家族連れの姿も多く、スクリーンに映し出されるアニメに合わせて「ナウシカ~」「ポニョ~」「トトロ~」といった愛らしい声も飛び交う。中でも『崖の上のポニョ』の主題歌を歌う藤岡藤巻と大橋のぞみがゲストで登場すると、ひときわ大きな手拍子が巻き起こった。久石は、ゲストのパフォーマンス後も笑顔で送り、サムアップのボーズやハグをするなど、ねぎらいをかかさない。楽曲の合間には、自身のしたたり落ちる汗をぬぐい。また、シャツがビショビショになりながらも、最後までおもてなしの心でブラックスーツ姿を貫き通し、慈愛に満ちた笑みを浮かべていた。

 アンコールにも、こころよく応えた久石。客席からスタンディングオべーションが起こると、久石もオーケストラに起立をうながして返礼するという場面も。それはまさしく、登壇者と観客が一体感を味わった瞬間だった。

 久石は冒頭(1曲目の後)に、どしゃぶりの雨の中を来場してくれたことへのお礼を述べたうえで「宮崎作品の楽曲でコンサートを行うことは夢でした。『崖の上のポニョ』の公開はいいタイミング。湿気でピアノの鍵盤も3つぐらいすべる感じですが、最高のパフォーマンスを見せます」と断言。「期待して見てください」のあいさつ通り、最高のパフォーマンスで観客の期待に応えた2時間強となった。

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